持ってて安心アイピル

アイピルの効果や副作用、併用禁忌薬、服用できない方をご紹介します。

アイピルの効果

性行為後48時間以内に服用することで避妊ができる、緊急避妊薬です。

望まない妊娠、避妊に失敗した(コンドームが破けた)、避妊できているか不安、通常のピルを飲み忘れてしまった、など。

様々な理由で起こる妊娠の可能性。万が一の時、中絶手術は費用も掛かるし、体への負担も大きくなってしまいます。

しかし、アイピルなら行為後48時間内に正しく服用するだけで、高い避妊効果が得られます。また、毎日服用しなければならない低用量ピルとは違い、継続的に服用しなくても、行為後たった1回の服用で避妊効果が得られるというのも特徴です。

アイピルの主成分

仕組みとしては、アイピルの主成分であるレボノルゲストレルというプロゲステロン(黄体ホルモン)を体内に入れることにより、体のホルモンバランスを大きく変化させます。

それにより、排卵するのを止め、精子と卵子が受精するのを防ぐことができるというわけです。

また、もし、受精してしまった場合でも、子宮内膜の増殖により、受精卵が着床するのを防いでくれます。

受精することと着床することへの2つの防止効果が得られるというわけで、非常に高い効果が得られるといえるでしょう。

また、アイピルは世界保健機関(WHO)が指定した、緊急避妊薬の「ノルレボ錠」というお薬のジェネリック医薬品で、ノルレボと同じ成分でありながら、金額はノルレボよりも安く購入することができるというのも特徴です。

避妊に成功したかの判断

避妊に成功したかどうかの判断は、服用後、早い方で3日後、遅い方でも3週間程で、出血(生理)が確認できれば、成功したと判断してもいいでしょう。

しかし出血した(生理が来た)からといって、すぐに避妊が成功したと判断することはできません。

出血の量やタイミングにも注意が必要です。

出血量があまりにも少ないと、実はそれが着床出血で、避妊が失敗した、またはその時の性交渉よりも前の性行為により、すでに着床してしまっていた可能性もあります。

また、出血のタイミングにも気を付けなければなりません。3日以内に出血があった場合は、病気による不正出血なども考えられます。

自己判断が不安な方は、直接クリニックに行って医師の診断を受けるか、妊娠検査薬などをご自身で試してみるといいでしょう。

アイピルはあくまで避妊薬であり、中絶薬ではない為、100%確実というわけではない、また、妊娠してしまった後に服用しても意味がないということを覚えておきましょう。

アイピルの副作用

非常に高い効果を発揮してくれるアイピルですが、効果が高い分、副作用が出てしまうことがあるといわれています。

これは、アイピルを服用することで、身体のホルモンバランスを急激に変化させてしまうことでおこる、一時的なものとなりますので、多くの場合は心配する必要はありません。

これらの症状は、服用から2、3時間ほどで出始め、大体は24時間以内におさまるといわれ、長くとも続くのは3日ほどだといわれています。

程度や症状は人それぞれですが、症状などを知っておくと、もし副作用が出てしまったときでも不安にならずに済むでしょう。

アイピルを服用することで起こりうる代表的な副作用を紹介していきますので、参考にするとよいでしょう。

■腹痛

生理痛と似た下腹部の痛み、下痢、胃炎、消化不良など。

■頭痛、片頭痛、めまい

こちらも、副作用として多く上がられます。ほとんどは一時的なもので、時間がたつにつれ収まるものですが、痛みが

あまりにも激しい場合や何日も続く場合には、医師に相談するなど注意が必要です。

■吐き気

もっとも多い副作用として挙げられます。

空腹時にアイピルを服用すると特に起こりやすく、その吐き気から、実際に吐いてしまう人もいるようです。

■身体のだるさ

体が重い、倦怠感など。

■その他

むくみ、胸の張りや違和感。張りによる胸の痛み。

また、飲むことで「不妊症になってしまうのではないか」と心配になる人も多くいるようです。

確かに、今じゃなくとも、将来パートナーとの妊娠を望む人としては、避妊効果の高いアイピルの服用はとても不安ですよね。

でも、その心配はないようです。アイピルを服用することで、不妊症となったという報告は今までにないようです。

アイピルの副作用として、血栓症になる恐れがあることがもっとも心配されているようですが、これは高齢者や喫煙者など、もともと血栓症になりやすいリスクを抱えていた人が、まれに起こす副作用だといわれています。

アイピルの併用禁忌薬

これはアイピルに限らず、どの薬にも言えることですが、他のお薬やサプリメントと飲む場合、飲み合わせが悪いと、効果を十分に発揮できなかったり、激しい副作用を引き起こしてしまう可能性があります。

これらのお薬やサプリメント、また、同じような成分を含んでいるものは、アイピルを服用するときはなるべく控えるか、難しい場合は医師に相談して決めるのがよいでしょう。

【悪い組み合わせになるお薬、サプリメント】

■結核薬リファンピシン(リファジン)

■フェノバルビタール(フェノバール)

 

てんかんのけいれん発作薬で、抗不安、不眠薬としても用いられる。

■カルバマゼピン

抗てんかん薬

■セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品やサプリメントなど

アイピルを服用できない方

アイピルを服用できない方、また、服用の際には医師との相談が必要になる方がいます。

自分がそれに当てはまらないか、しっかりと確認しておきましょう。

【服用できない、医師との相談が必要となる方】

■子宮がん、乳がん、子宮頸がんの可能性がある人、またはなったことがある人。

■血栓症にかかる可能性が高い人

(例

・高齢者…筋肉が衰え、血液循環が悪くなり、かかるリスクが高くなる。

・35歳以上の方で1日15本以上、タバコを吸う方…服用したいのであれば、禁煙することが必要となる。

・コレステロール値や血圧、血糖値が正常でない方…生活習慣によるものであれば、食事や運動などを改善して、これらの値を正常にすると、服用できるようになる。

■ピルによる副作用が大きい人

ピルを飲んで副作用を過剰に起こしてしまった人。

■妊娠中の人、もしくは妊娠の可能性がある人、授乳中の人

その他、何か疾患を持っている方は、服用する前に医師の相談を受けることをお勧めします。

アイピルの効果・副作用まとめ

アイピルは万が一の時に受精や着床を防いでくれる、いわば女性の体を守る強い味方です。また、従来のアフターピルと違い、服用することで起こる副作用や血栓のリスクも大幅に改善されている上に、より高い効果を発揮できるようになっているようです。

しかし、体質や体調などにより、十分に効果を発揮できなかったり、副作用が重く出てしまう方もいるでしょう。

アイピルのことだけでなく、自身の体質についても、しっかりと知っておくことが重要かもしれません。